#1 初めてのデータ分析、どこから始めたらいいの?
「いよいよ始めるデータ分析の実践!!だけど、どうしたらいいのか・・・」
私はこれまでデータ分析に必要な知識を習得し、ビジネス統計スペシャリストというExcelでのデータ分析を扱える資格をとってきましたが、仕事ではデータ分析をすることはありませんでした。
しかし、ついにデータ分析を行うチャンスがやってきました。
データ分析を行うための統計の基礎知識はある、Excelでデータ分析は行える。でも「どこから手をつければいいのか…」となると、手が止まってしまう。
今回から始まるこのシリーズでは、最近、心強い相棒となったChatGPTに相談しながら、実際の業務データを分析していくリアルな体験を綴っていきます。
使うツールは、ExcelとChatGPT。
分析の専門家ではない僕が、ChatGPTとやりとりをしながら、何を考え、どんな手順で進めていったのか。そんな「等身大のデータ分析」を記録していきます。
ChatGPTに聞いてみた
僕:「あなたは世界で有数のデータサイエンティストです。
あなたの力を借してください。
添付のファイルは、私の会社の介護施設の入居希望の方の相談記録になります。
このデータから入居者を増やすことを目的としたデータ分析がしたい。
私はデータ分析の勉強をしていますが、実際に仕事で分析するのは初めてです。
このデータを使用して、目的を達成するために、やるべきことを初心者にもわかるように説明してください。」
ChatGPT:「データ提供ありがとうございます!「介護施設の入居希望者の相談記録」から入居者を増やすためのデータ分析、めちゃくちゃ実践的でやりがいのあるテーマですね。
ここから「やるべきこと」を、超初心者向けに、できるだけ噛み砕いて順番に解説します。
1. ゴールの明確化
目的:
「どうすれば相談から入居までつながる人を増やせるか?」を考えます。
分析のゴール:
- どんな人・どんなパターンが入居につながりやすいのか発見する
- 担当者ごとの実績を見える化し、改善ポイントを見つける
- 月ごとの推移などから、入居につながりやすい時期や傾向を探る
2. データの中身を理解する
ファイル内の項目を確認しましょう。
(例:「相談日」「利用者」「介護度」「担当CM」「問合せ方法」「希望部屋」「実調日」「入所日」「対応結果」「備考」など)
3. データの準備(前処理)
- 不要なデータの整理
- 使わない列・空白の多い行を削除
- データの統一
- 「対応結果」や「問合せ方法」など、表記ゆれ(「電話」「tel」など)を揃える
- 新しい指標の追加
- 例えば「相談から入所までの日数」など計算して新しい列を追加すると、傾向が見やすくなります
4. 分析の設計(何を集計・可視化するか)
A. 入居決定につながった要因分析
- 相談~入居まで到達した人と、そうでない人で特徴を比べる(介護度、問合せ方法、担当CMなど)
B. 担当CMごとの実績把握
- 担当CMごとに「相談件数」「入居決定件数」「入居率」を集計し、誰がどう頑張っているか見える化
C. 月別の相談・入居件数の推移
- どの時期が相談多い?入居に結びつきやすい?を折れ線グラフなどで可視化
D. その他
- 問合せ方法別(電話/メール/紹介など)で入居につながりやすい傾向がないか?
- 希望部屋タイプごとに入居率の違いがあるか?
5. Excelでできる作業手順(ざっくり)
- ピボットテーブルで集計
- 「担当CMごとの相談件数・入居件数」
- 「月別の相談件数・入居件数」
- 「問合せ方法別の入居率」
- グラフ化
- 折れ線グラフ(推移)
- 棒グラフ(担当CMごと、問合せ方法ごと、など)
- 傾向の仮説を立てる
- 例:「電話相談が入居につながりやすい?」など
6. 仮説と改善提案
- もし「担当CMごとの入居率」に大きな差があれば、成功事例の横展開
- 「特定の月・時期」「特定の問合せ方法」が強いなら、集中プロモーションやフォロー強化
7. まとめ・次のアクション
定期的にデータを更新・分析し、効果検証を続ける
分析結果からどこを改善すればよいかをまとめて、実際の現場で試してみる」
さすがChatGPT、わかりやすくどのように進めればいいのかを教えてくれた!
じゃあ、手順通りにやってみよう!!
まず、ここから始めてみる
初めてデータは、「介護施設への入居相談に関する記録」です。
ChatGPTが示してくれた「1.ゴールの明確化」については、「どうすれば相談から入居までつながる人を増やせるか?」が目的であることはChatGPTへ指示した通りで、ここはこれで問題なし。
となると、まずやるべきは「2.データの中身を理解する」。
次回は、データの中身の確認作業を報告します。
これまでずっと仕事でデータ分析をやりたいと思って、独学で始めたデータ分析の勉強。そこから有料講座でのデータ分析の基礎知識の習得。そして、データ分析を行うツールとして、身近にあったExcelでやりたいと思い、取得したビジネス統計スペシャリストの資格。そして、データ分析にはPythonが役立つということでこれも有料講座でPythonの学習。いままでずっとインプットばかりでアウトプットする機会がなかったが、ついにこの時がやってきた。
そして、嬉しいことに少し前から始めたChatGPTで、わからなくてもChatGPTが先生となって教えてくれる。
自分の知識とChatGPTの力で気軽にデータ分析が行える。
いま私はワクワクしています。
「やってみたいけど、難しそう」と思っている人にこそ読んでほしい、そんなシリーズにしていきます。
一緒に、一歩ずつ進んでいきましょう!
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