前回のChatGPTと一緒に学ぶ!初心者向けデータ分析入門 #1では、初めてのデータ分析において「何をすればいいのか?」をChatGPTに教えてもらいました。
第2回となる今回は、「データの中身を理解する」とは何か?
をChatGPTに質問しながら、項目の意味を把握する大切さを学びます。
また、複数年にわたるデータの扱いについて、
「年ごとに分析するべきか?」「まとめて分析した方がいいのか?」
といった分析の基本方針の立て方についても、ChatGPTの考えを紹介しています。
この記事を読むことで、
- データの中身の把握ポイント
- 分析方針の立て方のコツ
がわかるようになります。
そして今回から、実際にデータを使っての分析に入っていきます。
まず取り組むのは、「これから扱うデータがどういうものなのか」を理解することです。
ChatGPTに聞いてみた①:データの中身を理解するとは?
僕:
まずは「データの中身を理解する」ことから始めたいと思います。
「理解する」とは、各項目にどういう内容が記録されているかを確認する、ということですか?
初心者にもわかるように教えてください。
ChatGPT:
「データの中身を理解する」とは、
**「この表には、どんな情報が、どんなふうに入っているのか?」**を把握することです。
もっと具体的には、以下の3つをチェックします。
1. 各項目(列)の意味を知る
- 「相談日」=相談があった日付
- 「介護度」=要介護1~5などの区分
- 「問合せ方法」=電話/メール/紹介など
2. 値の形式や表記の確認
- 「2024/4/1」か「4月1日」など、日付の形式は統一されているか?
- 「電話」「TEL」「tel」など、表記ゆれがないか?
- 数字・記号・空白・ミス入力が混ざっていないか?
3. データ量と欠損をざっくり把握
- 相談件数はどれくらいあるか?
- 欠けているデータ(空欄)が多い項目は?
- よく出てくる値は?(例:電話が多い? 入所日は全体に記録されてる?)
イメージで言うと…
**「冷蔵庫の中身を全部出して、何がどこにあるかチェックする」**感覚です!
- 牛乳がどこに何本ある?(項目と内容の把握)
- 賞味期限切れない?(変な値・空欄の確認)
- 野菜室にりんごが混じってない?(誤入力・表記ゆれのチェック)
なぜ大事?
正確な分析をするためには、データの意味や内容をきちんと把握しておくことがとても重要です。
「どの項目をどう使うか?」を考える土台になるからです。
【まとめ】
「データの中身を理解する」とは、各項目の意味や、誤記・空欄・表記ゆれなどの有無をしっかり確認し、分析の準備を整えることです!
実際に確認してみた
ChatGPTの説明をもとに、エクセルファイルを開いて確認を始めました。
すると、シートが年ごとに分かれていて、
「2022」「2023」「2024」「2025」の4つが存在していました。
そこで、ふと疑問が湧きました。
「年単位で分析するべき? それとも4年分をまとめて分析した方がいい?」
この点について、再びChatGPTに聞いてみました。
ChatGPTに聞いてみた②:年ごとのシート、どう扱えばいい?
僕:
データを見ていたら、2022年~2025年の4シートに分かれていました。
この場合、各年ごとに分析すべきですか?それとも、まとめて分析した方がいいですか?
ChatGPT:
とても良い視点です!
「年ごとに分けて分析するか、4年分まとめて分析するか」は、実務でもよくある悩みです。
それぞれの方法のメリット・デメリットを見ていきましょう。
1. 各年で分けて分析する場合
メリット:
- その年特有の動き(コロナ影響など)が見える
- 担当者の変化や制度の違いなどがつかみやすい
デメリット:
- 年ごとのデータ量が少ないと、傾向が見えにくい
- 年間比較するには追加の作業が必要
2. 4年分をまとめて分析する場合
メリット:
- データ量が増えて傾向をつかみやすい
- 全体的なパターンが見つかりやすい
- 入居につながる要因の発見がしやすい
デメリット:
- 年ごとの違いが埋もれてしまう
- 制度変更・イベント(施設改修・コロナなど)を見落とす可能性がある
おすすめの進め方(実務的にはこう)
- まずは4年分をまとめて分析する
→ 全体の傾向やパターンをつかみやすい! - 気になる動きがあれば、年ごとに深掘り
→ 例:「2023年だけ入居率が低い」など - 現場から年別比較の要望があれば、年ごとに集計・分析もOK
【まとめ】
基本は4年分まとめて分析でOK!
まず全体を俯瞰し、必要に応じて年単位で分けて見ていくのが実践的です。
次回に向けて
ChatGPTのアドバイスをもとに、私は4年分のデータを1つのシートにまとめていくことにしました。
次回はその統合作業や、実際に項目を確認していくステップを紹介していきます。
最後に
データ分析って、やる前は「とっつきにくそう」と感じるかもしれません。
でも、ChatGPTが道案内してくれるおかげで、ひとつずつ着実に進めていけています。
「分析ってこういうふうに考えるんだな」「自分でもできるかも」
そんなふうに思ってもらえたら嬉しいです!
▼次回予告
「#3:4年分のデータを統合して項目を確認する」
データ統合の手順や、確認時に意識したことを紹介していきます。
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