Excelで学ぶ!来店者数の集計問題に挑戦

Excel実践問題

今回は、ビジネス統計スペシャリスト試験の出題形式を想定した練習問題を使って、実務でも役立つExcel集計スキルを身につけましょう。データはシンプルですが、関数の使い方や比較の手順を押さえることで、日常業務や資格試験対策の両方に応用できます。


問題

以下の表は、2025年4月〜6月の3か月間における3店舗の月別来店者数です。各店舗の合計来店者数を求め、最も来店者数が多い店舗を選びなさい。

店舗4月5月6月
A店1,2501,1801,300
B店1,1001,2501,200
C店1,3001,3501,400

解答

  • A店: 1,250 + 1,180 + 1,300 = 3,730
  • B店: 1,100 + 1,250 + 1,200 = 3,550
  • C店: 1,300 + 1,350 + 1,400 = 4,050

最も来店者数が多い店舗 → C店


解説

計算方法

各店舗の3か月分の来店者数を合計し、その合計値を比較します。最大値を持つ店舗が答えとなります。単純な足し算ですが、店舗数や期間が増えると手計算では時間がかかるため、Excel関数を使うと効率的です。

Excelでの解き方

①A店の合計を求めるため、セルに =SUM(B2:D2) と入力します。

②Enterキーを押すと、A店の合計来店者数(3730)が表示されます。

③B店の合計を求めるため、セルに =SUM(B3:D3) と入力します。

④Enterキーを押すと、B店の合計来店者数(3550)が表示されます。

⑤C店の合計を求めるため、セルに =SUM(B4:D4) と入力します。

⑥Enterキーを押すと、C店の合計来店者数(4050)が表示されます。

⑦3店舗の合計値を比較し、最も来店者数が多い店舗を選びます。
 答えは、C店となります。

ポイント

  • SUM関数は指定範囲内の数値をすべて足し算します。
  • データが横に並んでいる場合は横方向、縦に並んでいる場合は縦方向を範囲として指定します。
  • 業務では、同じ形式の集計を何度も行うことが多いので、関数をコピーして使い回すと時間短縮になります。

まとめ

この問題はシンプルな来店者数の集計ですが、Excel関数を活用することで計算ミスを防ぎ、作業効率を大幅にアップできます。資格試験の対策としてだけでなく、日常業務の売上集計やアンケート集計にも応用可能です。
試験本番では、限られた時間の中で正確に処理することが求められます。今回のような短い期間・少ないデータから練習を始め、徐々にデータ量を増やしていくことで、実務でも試験でも通用する分析力が身につきます。

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